【Youtube動画Followup】歯みがき(プラークコントロール)(歯科用語解説)
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【Youtube動画Followup】歯みがき(プラークコントロール)(歯科用語解説)

Youtube動画をより詳しく解説・説明しフォローアップします。

ダッペン・グラス博士(別名:歯の博士)

(Youtube動画より)

「毎日ちゃんと歯を磨く。

この単純で簡単そうな事がすごく効果的なんじゃ。

積み重ねがとても大事なんじゃよ。

そして意外にも多くの人が守れてない事でもあるんじゃな。

歯を守るためには知識だけでなく、歯磨きの習慣も身に付けるべきなんじゃ」

初めて歯みがきをしたのはいつ頃か覚えていますか?


物心ついたころから歯みがきは生活の一部ではありませんでしたか?


そもそも歯みがきのやり方はどのように身に付けたのでしょうか?


普段私たちはなんの為に歯みがきをするのでしょうか?


歯みがきすることから得られるものはどのようなことが挙げられるでしょうか?


今回は意外と知られていない「歯みがき」についてちょっと深く考えてみたいと思います。


「歯みがき」の習慣があるのに?


じつは日本において、国民の80%以上の方が歯周病という歯茎の病気になっていると言われていています。


驚きですよね。


毎日「歯みがき」をしているのにどうしてでしょうか?


また子どもからご高齢の方まで幅広い年齢層で虫歯になってしまうことがあります。


せっかく「歯みがき」をしているのに悲しくなってしまいますね。


原因の1つに、プラークコントロールが不十分な点が考えられると思います。

【歯科用語解説】歯みがき(プラークコントロール)①

プラークコントロールって?


歯科の専門家目線において、家庭なのでご自身で行っていただく「歯みがき」はセルフケアと言います。


セルフケアの際に気にかけていただきたいワードがプラークコントロールです。


プラークコントロールとは、プラーク(=歯垢)を歯ブラシや歯間ブラシやデンタルフロスなので効率良く除去して、なおかつ新たなプラークを歯に付着させないように防ぐことです。


お口の中には常在菌も含めてたくさんの菌がいます。


菌の数を0にすることは事実上不可能ですが、細菌の増殖を抑制したり、細菌の数を減らすことは可能です。


ご自身の体や歯に悪影響を及ぼさない程度にプラークのコントロールをすることが予防への第一歩です。

「歯みがき」をしている≠プラークコントロールが出来ている


普段の「歯みがき」と言われて思いつくことや感じることはありますか?


例えばお口の中がサッパリする、お気に入りのフレーバーの歯みがき剤を使用することで気分が上がる、リラックスすることも出来る、人と会うときに口臭を気にしなくてすむ、歯を磨くことで口元が気にならなくなり思い切り笑える。


やらなければいけないから仕方なくやっている。


なんとなくやっている。他にも感じることはたくさんあるかもしれません。


このように普段の「歯みがき」では、気持ちや感覚の面にフォーカスが当たることが多いと思います。


ただなんとなく行っているならそれはもはや習慣の一部となっているということです。


もちろん、モチベーションを上げるため、動機づけを行うためにご自身の気持ちや感覚に訴えることはとても重要なことです。


そうしないと、習慣の一部として「歯みがき」を取り入れることは難しいと思います。


「歯みがき」はなんとなくを含めて、気持ちや感覚などにフォーカスを当てた習慣であるということになりますよね。


汚れが取れているのか取れていないのかに関わらず、歯を磨いたら事実があればそれは「歯みがき」をしたということになります。

【歯科用語解説】歯みがき(プラークコントロール)②

歯みがきについて、ここで質問です。


毎日歯を磨いていますか?と聞かれたら、YESかNOで答えられますよね。


ではちょっと踏み込んで。。。


毎日プラークコントロールが出来ていますか?と聞かれたらどうでしょうか。


YESかNOでは答えるのは少し難しくなると思います。


例えば、「歯みがき」はしたけどもしかしたら磨き残しがあるかもしれない。


今日は「歯みがき」の時間があまり取れなかったのでサッと磨いただけ。


利き手を痛めてしまいよく磨けなかった。


朝は時間が無かったけど、夜はしっかり20分も「歯みがき」をしてフロスも歯間ブラシも使ったからバッチリ。


このように人によって答えは様々だと思います。


先程述べたようにお口の中の菌は0にすることは出来ません。


でもなにもしないと爆発的に菌の数が増えてしまい虫歯や歯周病のリスクがあがってしまいます。

プラークコントロールのポイントは?


1日に3回毎食後に「歯みがき」そのものが出来なくても、1日を通してプラークコントロールが出来ているようであれば虫歯や歯周病になるリスクは下がります。


しかし、1日だけプラークコントロールが完璧に出来ていても毎日継続しなければやはり虫歯や歯周病になるリスクは上がってしまいます。


1度「歯みがき」をさぼってしまったからといって、すぐに虫歯や歯周病になることはありません。


朝に「歯みがき」の時間が取れなかったら、その分お昼にプラークコントロールをすれば良いのです。


もしお昼も時間が取れなかったら夜にたっぷりプラークコントロールをすれば良いのです。


そして次の日も、その次の日も繰り返しプラークコントロールをすることで虫歯や歯周病のリスクが下がります。


また、お口の中をキレイにしておくことは感染症の予防になるとも言われています。


結局のところ1番大事なのは「歯みがき」を習慣づけること!


そして+αの改善ポイントです!!


この+αは人によって異なります。


歯ブラシの大きさがお口にあっていなければ、歯ブラシを変更するたけでプラークが除去しやすくなります。


発泡剤がたくさん入っている歯みがき剤を使用しているとお口の中がすぐにアワアワになってしまいどうしても磨く時間が短くなりがちなので、発泡剤が入っていないものにすることで磨く時間を長くすることが出来ます。


歯ブラシの当て方や動かしかたをちょっと変えてみるだけでとてもキレイに磨けるようになることもあります。


+αの改善ポイントは歯科医師や歯科衛生士に相談してみてください。


きっとあなたに合った改善ポイントを教えてくれると思います。


【歯科用語解説】歯みがき(プラークコントロール)③


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