「歯の記念日」は思った以上に多かったという報告
6月4日は「歯と口の健康週間」です。??この日は「虫歯予防デー」ではないの?? そうです、名称が何度も変わっているのです。 他にも調べてみたら、こんなに合った「歯の記念日」。一挙報告いたします。
「歯の記念日」を調べたら思った以上に多かったという報告
まさか、ここまで多いとは思わなかった。歯の記念日は日本では10日に1回開催されている計算になる。
たとえば耳に関した記念日は、「耳の日(3月3日)」「難聴ケアの日(11月3日)」「補聴器の日(6月6日)」である。鼻に関しては「鼻の日(8月7日)」「いい鼻の日(11月8日)」とわずか2っである。
ところが歯に関しては軽く30を超える記念日が存在する。
「歯と口の健康週間」が日本最大の記念日
日本最大の歯の記念日は、何と言っても「歯と口の健康週間(6月4日~10日)」であろう。6月4日は「むし歯(ムシ)予防デー」ではないのかという人もいるかもしれない。この記念日は、過去に何度か名称の変更があって今に至っている。その呼び方によって世代が分かれるという訳である。
その名前の遍歴は1928年~1938年の「虫歯予防デー」に始まる。1939年から1941年までは、一旦5月4日に移動され「護歯(ゴシ)日」、1942年からは「健康ムシ歯予防運動」と呼ばれた。その後5年間は、この時期の記念日は中止されたが1949年に「口腔衛生週間」という形で6月4日は復活した。1952年に「口腔衛生強調運動」、1958年から再度「口腔衛生週間」と名称を戻した。
そして皆さんご存知の「歯の衛生週間」の幕開けとなる。1958年から2012年までの実に54年間、この名称に親しむこととなる。
2013年から現在に至っては「歯と口の健康週間」となっている。
その目的は「歯の衛生に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防処置の徹底を図り、併せてその早期発見、早期治療を励行することにより歯の寿命を延ばし、国民の健康の保持増進を寄与することであり、今も昔も変わらない。
日本歯科医師会・厚生労働省・文部科学省が実施主体となり、全国で各種のイベントが開催されるが、2020年はコロナウイルス感染予防のためほとんどが中止となった。
日本の「歯の記念日」一覧