【Youtube動画Followup】夜の歯みがき(歯科用語解説)

最終更新: 2022年5月22日

Youtube動画をより詳しく解説・説明しフォローアップします。

(Youtube動画より)

「夜、寝ている間に虫歯菌は30倍に増えるんじゃ。

寝ている間は唾液が出にくいのが、主な原因じゃ。

唾液には口の中の細菌や食べかすを洗い流す働きがあるからなんじゃよ。

また、夕食から朝食を食べるまで12時間の間がある。

夕食後の歯みがきを忘れると・・・・考えただけでも恐ろしいことじゃ!

寝る前の歯みがき、決して忘れてはならぬぞ」

もう寝ようと思っていたけど。。。

夜寝る前に歯みがきをしてお口をサッパリキレイにしたあとに、「さぁ、もうあとは寝るだけだ!」と思っていても急に小腹が空いておかしや夜食をたべてしまうことってありませんか?

夕ご飯の時間が早すぎたときや、夜ふかしする予定は無かったけど面白いテレビ番組を見始めてしまったとき、本を読み進めていてあっという間に時間が過ぎてしまうこともありますよね。

夜に1度歯を磨いてるし、夜食のあとは磨かなくても大丈夫だよね〜と考えてはいませんか?

基本は食べたら磨く!

夜食の内容がカップラーメン、スナック菓子、たとえチョコレートを1かけら、あめ玉1つだけなどの少しの量だったとしても食事をすることでお口の中には汚れや虫歯菌のエサになるものが発生してしまいます。

食べ物だけではなく飲み物も注意が必要です。

砂糖の入った甘いジュースやスポーツドリンクなどを飲むことで、やはりお口の中では虫歯菌のエサが発生してしまいます。

お口の中の菌は夜中に急増する!

お口の中には様々な種類の菌がいます。

その中の虫歯の原因となる虫歯菌や歯周病の原因となる歯周病菌は、じつは皆さんが眠りについている夜中に爆発的に増殖するといわれています。

どのくらい増えてしまうのかというと、夜寝る前より朝起きたときの菌の数の方が約30倍多くなると言われています。驚きますよね。

菌が100匹いたら朝には約3000匹。。。

菌が1000匹いたら朝には約30000匹。。。

菌が10000匹いたら朝には約300000匹。。。

数字だけ見てもゾッとしてしまいますよね。

就寝中に菌が増えてしまう理由としては、唾液の分泌量が減るからだと言われています。

唾液には抗菌作用と呼ばれる作用があり菌を抑制する働きがあるのですが、就寝中は唾液そのものの量がへってしまい唾液による抗菌作用の働きを期待することが難しいのです。

就寝中に菌が増えるとどうなるの?

やはり菌が増えることで虫歯になってしまうリスクが上がりますし、歯周病が進行してしまうリスクも上がってきてしまいます。

その他にもお口の中がネバついてしまったり、ニオイがきつくなってしまうこともあります。

さらに、朝の歯みがきのタイミングやお昼の歯みがきのタイミングを逃してしまうと、、、

夜寝る前の歯みがきをさぼってしまうと、就寝中に爆発的に菌の数が増えてしまいます。

なので寝る前の歯みがきはとても大切だということがわかりました。

もし、夜寝る前の歯みがきをさぼってしまい、なおかつ朝寝坊してしまって朝の歯みがきのタイミングを逃してしまった、お昼は出先なので歯みがきのタイミングが取れないとしたらどうでしょうか??

就寝中に増殖した菌が除去されることなく、皆さんが朝ごはん、お昼ごはん、おやつを食べたらそれをエサとして菌の数はどんどん増えてしまいます。

お口の中がだんだんと虫歯菌や歯周病菌の住みやすい環境になってしまいますね。虫歯になりやすい状態を作ってしまっていることになります。

もし、夜歯みがきを忘れてしまったらそのぶん朝にしっかりと歯みがきをして汚れを落とすことが必要です。

もし、朝と昼に歯みがきのタイミングを逃してしまったらそのぶん夜にしっかりと歯みがきをして汚れを落とすことが必要です。

歯みがきを習慣にしましょう!

毎食後に歯みがきのタイミングをとるのがなかなか難しいという場合もあるかもしれません。

そのようなときは、例えば朝起きたときに、午前中の家事が終ってゆっくりしてるときに、学校から帰ってきたときの手洗いと一緒に、夕飯の準備をする前に、お風呂のときに、などと自分の生活リズムに合うようなタイミングをみつけることもオススメです。

湯船に浸かりながらゆっくり歯みがきするのもいいと思います。

特に夜の歯みがきが習慣になることで虫歯のリスクを下げることにもつながります。

ぜひ、毎朝のスッキリした目覚めのためにも、虫歯予防のためにも、夜の歯みがきを続けましょう!

おまけ

間食するときのポイント

間食することは悪いことではありません。

食事で補えない栄養を補給する、水分を補する給、気分転換などの役割りもあると思います。

間食するときは、その内容をちょっと考えてみてください。

例えば、おやつは砂糖がたっぷり入っているものの代わりに、代用甘味料(キシリトールなど)が使用されているものにする。

ジュースやスポーツドリンクの代わりにお茶や麦茶などにする。

コーヒーはブラックで飲むようにする。

ちょっと気にかけるだけで、それはお口や体の健康につながります。